2020年05月19日
蔵前工房舎 SUSシアー & ストライカー組み込みのための APS-3分解方法
APS-3分解方法

APS‐3 カスタムの要である「SUSストライカー」、「SUSシアーABセット」の再入荷記念として、
今回はAPS-3 にSUSストライカーとSUSシアーを組み込むための分解、組み立て方法を解説いたします。
※動画も撮影しましたので合わせてご覧ください。
動画はコチラ↓

まずは分解に必要な工具のご紹介です。
左から、No.2 (太めの)プラスドライバー、1.5mm ピンポンチ、プラハンマー、
精密マイナスドライバー、六角レンチドライバー 2mm、2.5mm 各1本、ピンセット、金ヤスリ。
以上の工具があれば、APS-3 の基本的な分解組み立てが行えます。

ここからは分解の工程をご説明します。
手始めに、グリップ底部の穴の奥にあるグリップスクリューを、プラスドライバーで外します。

すると、このようにフレームからグリップが外れます。
グリップワッシャーとグリップスプリングワッシャーの紛失に注意してください。

次に、画像の位置のフロントトリガーガードスクリューを外し、フレームからフロントトリガーガードを
取り外します。

次に、画像の位置のサイドプレートスクリューを、左右共に外します。

次に、画像中に赤丸で囲った部分のコッキングレバーピンを、ピンポンチとプラハンマーで抜き取ります。
このピンを抜くと、画像のようにコッキングレバーを浮かせることが出来ます。

先のようにコッキングレバーを浮かせた状態で、画像中に赤丸で囲った2箇所のサイドプレートシャフトを
精密マイナスドライバーで外します。

すると画像のように、左右のサイドプレートがフレームから外れます。

サイドプレートを外すと、フレーム後方のスリット内にストライカースプリングが収まっているのが見えます。

このストライカースプリングと、その後ろにはまっているストライカースプリングホルダーを
フレームから取り出します。

次に、画像中に赤丸で囲ったリアサイトスクリューを、2.5mm六角レンチドライバーで外します。
尚、六角レンチドライバーは、一般的な六角レンチでも代用可能です。

リアサイトスクリューを外すと、リアサイトの裏側からリアサイトベースナットが取れますので、
紛失に注意してください。

次に、画像中に赤丸で囲った位置にあるリアサイトピンを、1.5mmピンポンチとプラハンマーで
抜き取ります。

すると、画像のようにフレームからリアサイトが外れます。

リアサイトが外れたところで、画像中に赤丸で囲った3箇所のフレームピン A、B、C を、1.5mmピンポンチと
プラハンマーで抜き取ると、チャンバーブロックとフレームが分離します。

次に、画像中に赤丸で囲ったシアーピン2本を、1.5mmピンポンチとプラハンマーで抜き取り、
シアーA とシアーB をフレームから取り出します。

蔵前工房舎製の 「SUSシアーABセット」 を組み込む場合は、シアーA、B をそれぞれ純正
(ノーマル)パーツと交換します。

この際、純正パーツのシアーB に取り付けられているシアーB スプリングを取り外し、
ステンレスシアーB の同じ位置に取り付けてください。

ここからはシアーの組み込み工程です。
画像中、赤矢印で指したシアーC を、ピンセットの先端でフレーム左側(画像中の右上方向)に
押さえつけておきます。

シアーC を左側に押さえた状態で、シアーB をフレームとシアーC の間に挿し込みます。

シアーB を差し込んだら、その上にシアーA を挿し込み、シアーA、Bの両方をシアーピンで固定します。

シアーA、B を組み込んだら、画像の位置にストライカーを乗せて後方(画像中の右方向)に動かし、
トリガーを引いた時にシアーが正しく動作することを確認します。

尚、蔵前工房舎製の 「SUSシアーABセット」 を組み込んだ際、セーフティのON、OFF 時に
暴発する場合があります。
そういった症状が出た場合は、ストライカー先端の、画像中で赤く塗った部分を
0.3mm ~0.5mm ほど、金ヤスリで削ってください。

ストライカー先端を削る時は、平らな場所にストライカーを垂直に立てて、画像のように金ヤスリを当て、
少しずつ削ってください。

こちらの画像は、削り加工を終えたストライカーの先端部分です。
一気に削るのではなく、少し削って組み込み、動作を確認するという具合に微調整してください。

また、ストライカーを蔵前工房舎製の 「SUSストライカー」 に交換した際、やはりセーフティが
正常に機能しない場合があります。

その場合は、SUSストライカー先端の、画像中に赤く囲った部分のエッジをダイヤモンドヤスリ等で
軽く磨いて、グリス等を塗布してください。
この際、エッジを磨きすぎると動作不良を招きますので、様子を見ながら微調整してください。

尚、SUSストライカーを組み込む場合、付属のシアーA 強化スプリングを、純正のシアーA スプリングと
交換すると、セーフティON/OFF 操作時の暴発防止策になります。

以上の調整、加工が完了したら、後は分解と逆の手順で組み立ててください。
桑田商会/蔵前工房舎では、マルゼン製 APS シリーズ競技銃の持ち込みカスタムも承っております。
詳しくは、弊社ネットショップのご利用案内ページをご覧くださいませ。

APS‐3 カスタムの要である「SUSストライカー」、「SUSシアーABセット」の再入荷記念として、
今回はAPS-3 にSUSストライカーとSUSシアーを組み込むための分解、組み立て方法を解説いたします。
※動画も撮影しましたので合わせてご覧ください。
動画はコチラ↓
まずは分解に必要な工具のご紹介です。
左から、No.2 (太めの)プラスドライバー、1.5mm ピンポンチ、プラハンマー、
精密マイナスドライバー、六角レンチドライバー 2mm、2.5mm 各1本、ピンセット、金ヤスリ。
以上の工具があれば、APS-3 の基本的な分解組み立てが行えます。
ここからは分解の工程をご説明します。
手始めに、グリップ底部の穴の奥にあるグリップスクリューを、プラスドライバーで外します。
すると、このようにフレームからグリップが外れます。
グリップワッシャーとグリップスプリングワッシャーの紛失に注意してください。
次に、画像の位置のフロントトリガーガードスクリューを外し、フレームからフロントトリガーガードを
取り外します。
次に、画像の位置のサイドプレートスクリューを、左右共に外します。
次に、画像中に赤丸で囲った部分のコッキングレバーピンを、ピンポンチとプラハンマーで抜き取ります。
このピンを抜くと、画像のようにコッキングレバーを浮かせることが出来ます。
先のようにコッキングレバーを浮かせた状態で、画像中に赤丸で囲った2箇所のサイドプレートシャフトを
精密マイナスドライバーで外します。
すると画像のように、左右のサイドプレートがフレームから外れます。
サイドプレートを外すと、フレーム後方のスリット内にストライカースプリングが収まっているのが見えます。
このストライカースプリングと、その後ろにはまっているストライカースプリングホルダーを
フレームから取り出します。
次に、画像中に赤丸で囲ったリアサイトスクリューを、2.5mm六角レンチドライバーで外します。
尚、六角レンチドライバーは、一般的な六角レンチでも代用可能です。
リアサイトスクリューを外すと、リアサイトの裏側からリアサイトベースナットが取れますので、
紛失に注意してください。
次に、画像中に赤丸で囲った位置にあるリアサイトピンを、1.5mmピンポンチとプラハンマーで
抜き取ります。
すると、画像のようにフレームからリアサイトが外れます。
リアサイトが外れたところで、画像中に赤丸で囲った3箇所のフレームピン A、B、C を、1.5mmピンポンチと
プラハンマーで抜き取ると、チャンバーブロックとフレームが分離します。
次に、画像中に赤丸で囲ったシアーピン2本を、1.5mmピンポンチとプラハンマーで抜き取り、
シアーA とシアーB をフレームから取り出します。
蔵前工房舎製の 「SUSシアーABセット」 を組み込む場合は、シアーA、B をそれぞれ純正
(ノーマル)パーツと交換します。
この際、純正パーツのシアーB に取り付けられているシアーB スプリングを取り外し、
ステンレスシアーB の同じ位置に取り付けてください。
ここからはシアーの組み込み工程です。
画像中、赤矢印で指したシアーC を、ピンセットの先端でフレーム左側(画像中の右上方向)に
押さえつけておきます。
シアーC を左側に押さえた状態で、シアーB をフレームとシアーC の間に挿し込みます。
シアーB を差し込んだら、その上にシアーA を挿し込み、シアーA、Bの両方をシアーピンで固定します。
シアーA、B を組み込んだら、画像の位置にストライカーを乗せて後方(画像中の右方向)に動かし、
トリガーを引いた時にシアーが正しく動作することを確認します。
尚、蔵前工房舎製の 「SUSシアーABセット」 を組み込んだ際、セーフティのON、OFF 時に
暴発する場合があります。
そういった症状が出た場合は、ストライカー先端の、画像中で赤く塗った部分を
0.3mm ~0.5mm ほど、金ヤスリで削ってください。
ストライカー先端を削る時は、平らな場所にストライカーを垂直に立てて、画像のように金ヤスリを当て、
少しずつ削ってください。
こちらの画像は、削り加工を終えたストライカーの先端部分です。
一気に削るのではなく、少し削って組み込み、動作を確認するという具合に微調整してください。
また、ストライカーを蔵前工房舎製の 「SUSストライカー」 に交換した際、やはりセーフティが
正常に機能しない場合があります。
その場合は、SUSストライカー先端の、画像中に赤く囲った部分のエッジをダイヤモンドヤスリ等で
軽く磨いて、グリス等を塗布してください。
この際、エッジを磨きすぎると動作不良を招きますので、様子を見ながら微調整してください。
尚、SUSストライカーを組み込む場合、付属のシアーA 強化スプリングを、純正のシアーA スプリングと
交換すると、セーフティON/OFF 操作時の暴発防止策になります。
以上の調整、加工が完了したら、後は分解と逆の手順で組み立ててください。
桑田商会/蔵前工房舎では、マルゼン製 APS シリーズ競技銃の持ち込みカスタムも承っております。
詳しくは、弊社ネットショップのご利用案内ページをご覧くださいませ。